数回前に「愛するということ」エーリッヒ・フロム著を紹介しましたが、
私の生きるテーマ「愛」と「正義」に直結し、人生賭けて大事なテーマなので、
何回かに分け、深堀します。
今回は「愛は技術か」という問題提起です。
技術だとしたら、知力と努力が必要です。
たいていの人は、「愛」について、学ぶべきことはないという、次の誤った思い込みをしていると思われる。
①「愛」の問題を、愛するという問題でなく、愛されるという問題として捉えている。
②「愛」の問題は「対象」の問題であって、能力の問題でないと思い込んでいる。
③「恋に落ちる」体験を、「愛する人とともに生きる」という持続的な状態とを混同している。恋の感情は、長続きせず、やがて反感・失望・倦怠が最初の興奮のなごりを消し去る。夢中になって頭に血が上った状態を愛の強さの証拠だと誤って思い込む。しかし、尽きるところ、実はそれはそれまで二人がどれほど孤独であったかを示しているに過ぎない。
上記誤りにより、大きな希望と期待とともにはじまりながら、決まって失敗に終わる活動・事業など「愛」のほかには見当たらない。「愛」は男女の関係だけとどまらない。
失敗の原因を調べ、そこからすすんで愛の意味を学ぶことが、人生において力点を置くべきである。
よって、生きることが「学び」の中で技術を体得しているように、愛も技術であることを知り、学ぶ姿勢が大事である。他の音楽・絵画・医学・建築・工学の技術と同様。
また、その技術を習得することはが自分にとって究極の関心事でなければならない。
◆現代人は心の奥底から愛を求めているくせに、愛より重要な事は他にたくさんあると考えているのだ。
成功・名誉・富・権力、これらの目標を達成する術を学ぶためにほとんどのエネルギーが費やされている。
金や名誉を得る方法だけ習得に値すると。
「愛」は心にしか利益を与えてくれず、現代的な意味での利益をもたらしてくれない、こんな贅沢品にエネルギーを注げないと。
果たしてそうだろうか?

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